気象病とスマホ首
残暑お見舞い申し上げます。
本日から通常営業です。皆さん、リフレッシュできましたか?
残暑厳しい日々ですので、どうぞお体ご自愛ください。
8月から10月は台風シーズンです。
本日は台風が関東甲信や東北に接近する見込みで、その影響でしょうか大阪でも風が強いです。
酷暑も体に堪えますが、台風時のあのドンヨリした空気は心までも憂鬱になります。
雨の日や梅雨時、台風時になると倦怠感や痛み、中には寝込む方もいます。
気象病とは
※以下、中部大学教授 佐藤純氏 解説より抜粋したものを含めています。

気象病とは気圧の変化で頭痛、関節痛、肌のくすみなど不調を起こすものです。
男女比では圧倒的に女性に多く、比率は男2:女8です。
気象病のメカニズムですが、頭痛を例に説明すると…
雨が降る時は「気圧の変化」が起こります。
気圧の変化に敏感な人は、耳の奥にある前庭神経が過敏に興奮してしまい、
自律神経のバランスが乱れます。
すると三叉神経が刺激されCGRPという物質を放出します。
CGRPは脳の血管を急激に広げてしまうため、脳の表面の血管に炎症を起こすことにより
頭痛になります。
気象病患者 増加の要因

気象病の潜在患者は1000万人に上るといわれおり、年々増加傾向にあります。
気象病が増加しているのは「スマホの使い過ぎ」だといわれています。
なぜならば、スマホの使い過ぎで首の骨が変形してしまうから。
この「変形」というのは、首の前弯カーブが減少してしまうことを指しており、
ストレートネックの要因となります。
なぜストレートネックだと気象病が悪化するのか?

首の骨には両側に椎骨動脈が通っていて、椎骨動脈から内耳へといく血流が保たれています。
ストレートネックになることで、首の動きが悪くなり、血流が阻害され、それにより内耳が
血行不良で敏感になり、気圧の変化を受けやすくなります。
これにより自律神経のバランスを崩し、頭痛、古傷の痛み、だるさなど様々な体調不良を
引き起こすと言われています。