①筋肉が関連した股関節痛

Q股関節痛とは

骨盤から伝わる上半身の重みと、地面から伝わる衝撃を受け止めているのが股関節です。肩と同じ球状で、肩より可動域は広く安定性があります。
衝撃を受け止めているため、常に大きな負担がかかります。骨盤がゆがむなど体が傾いた状態が続くと、股関節の動きに制限がかかり徐々に痛みを感じます。

Q筋肉が関連した股関節痛になることで起る症状

足が上がりにくい・歩く、立つ時に足の付け根が痛い・そけい部痛・臀部痛・腰痛・あぐらがかけない。痛みの他、引っかかり感や鈍痛を感じる場合もあります。

Q股関節痛になる原因

股関節は骨盤と大腿骨が繋がっているので、骨盤や大腿部にも影響を与えます。
横座りや片側に体重を乗せて立つなどバランスの悪い姿勢・長時間の座り仕事・折りたたみ式や固い座面の椅子に長時間座る・股関節が鋭角になる姿勢や動き・スポーツをよくする・お尻のポケットに物をいれる・腰や膝の不調からくるもの・肥満・靴のサイズが合っていないなどです。

Q股関節痛への対応

スポーツや日常生活で起こる一般的な股関節痛と、先天性・変形性なものでは対応が異なります。一般的な場合、関節を動かす筋肉の疲労か腰痛が原因で起こるものがほとんどです。
検査にて、腰椎・骨盤・股関節・足関節に関節可動制限がないか調べます。スポーツでは、股関節を曲げる働きをする腸腰筋や、足の運びで使う臀筋・太ももの筋肉を痛めていないかをみます。
股関節に関わる腰部・臀部・足を中心にほぐし、検査に伴い制限のある関節を矯正します。痛めた筋肉に対してテーピングを施すこともあります。
日常生活では、スポーツは痛みが改善するまで中止します。股関節を曲げすぎたり、長時間の座位姿勢は避けて頂きます。

②変形性股関節症

Q変形性股関節症とは

股関節の骨の異常、股関節のクッションである軟骨のすり減りや股関節を支える筋力低下により股関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じるもので、女性に多いです。

Q変形性股関節症になることで起る症状

初期では股関節周りの痛み・太もも前面の痛み 、進行すると歩行障害・階段がつらい・靴下の着脱や足の爪切りが出来ない、さらに進行すると臀部や大腿部の筋肉が萎縮する・股関節の可動制限が起ります。

Q変形性股関節症になる原因

原因が特定出来ないものとしては、加齢・肥満・筋肉の衰え・股関節への負担が大きいスポーツの習慣・O脚や扁平足など足部の変形、病気や怪我が原因の場合、先天性股関節脱臼・股関節の形成不全・股関節に炎症、感染、骨壊死が起るなどです。

Q変形性股関節症への対応

変形した関節や、すり減ってしまった関節軟骨は、元の完全な状態に修復されることはありません。
当院では股関節周りの固まった筋肉を緩め、骨盤や腰椎を調整することにより痛みを軽減する目的で施術します。
股関節が動かないことで、骨盤や腰椎にストレスがかかるので、骨盤と腰椎に関節の可動制限がないか検査します。
股関節を動かす臀筋や骨盤を支える腸腰筋、背筋は常に過緊張していますので、これらを中心にほぐしてバランスを取りやすくします。
股関節自体は矯正せず、骨盤や腰椎を矯正することで股関節にかかる負担を軽減する効果が見込めます。
日常生活に障害がある程の痛みがある場合、人工股関節手術が検討されるため専門医にご相談頂くことを勧めます。