胸の痛み

50代後半男性のお客様の施術中をしていたら、会話中に「時々、左胸がキューと痛むんです。」
と言われました。
お仕事柄、重たい荷物を運ぶことが多く、前日は丸一日かけて部屋や車の車中を掃除していて
寝不足で、全身筋肉痛です。
今までにも何度か左胸の痛みがあるので、心臓に問題はないかということと、逆流性食道炎
の薬を服用しており、逆流性食道炎は胸の痛みを引き起こすことがあるので、念のためかかりつけ医
に相談くださいとお願いしたうえで、施術を進めました。
胸に放散痛を起こす筋肉とは
過去に、筋肉の硬縮が原因で胸の痛みを誘発していた方を診たことがあるので、このお客様が
重たい荷物を運ぶことが多いことを踏まえて、2つの筋肉を緩めてみました。
一つは大胸筋、もう一つは斜角筋です。
大胸筋は胸の筋肉で、斜角筋は首の筋肉です。
この方の場合、大胸筋をほぐしていると「肘までじわじわとくる!」と言われたので、内臓に問題
が無ければ、仕事によるものと掃除での度重なる胸筋への負担が原因ではないかと思います。
大胸筋

大胸筋は上部・中部・下部と別れていて、上腕骨(腕の骨)に付着します。
男性は胸板を厚く、女性はバストアップに注目される筋肉です。
大胸筋は、腕を上げ下げしたり、腕を内側や外側へ広げたり、肩を丸める働きをします。
荷物の上げ下げや洋服を脱ぎ着など、日常生活ではよく使う筋肉です。
中部の筋肉が疲労すると胸に痛みをもたらします。左側ならば、心臓痛と感じます。

ちなみに、右側下部(第五肋骨と第六肋骨間)は不整脈に関連する痛みを引き起こすと
言われています。
大胸筋ストレッチ

ストレッチは壁を使ったやり方が一番やりやすいと思います。
壁に手をかけて、胸を押し出すように伸ばします。
ストレッチ時は呼吸を意識します。息を吐きながらゆっくりと気持ち良いところまで伸ばします。
ポイントは、伸ばす場所によって手の位置を変えます。
- 上部をストレッチする→手の位置は肩より低くする。
- 中部をストレッチする→手の位置は水平。(上のイラスト)
- 下部うをストレッチする→手の位置は肩より上にする。
但し首や肩に痛みがある方は、腕を挙げることで痛みが増したり、痺れが起こる場合があるので
無理はせずに手の高さを調節してください。