転倒での肩の痛み
男性のお客様が、庭の草抜き中に立ち上がろうとしたところバランスを崩して転倒しました。
その時、とっさに右手を地面について体を支えました。
怪我は無かったものの、右肩に痛みが走り、肩が挙がらなくなったとのことです。
症状としては、四十肩・五十肩のような症状で「じっとしていても痛い」「シャツを着る時に痛い」
2週間程経過して、少し動かせるようになったので来店しましたと仰っていました。
肩関節
肩は「肩甲骨」「上腕骨(腕の骨)」「鎖骨」で構成されています。
股関節と同じ球関節で、股関節はしっかりとはまり込んでいるのとは反対に、肩ははまっておらず
肩甲骨の横に寄り添っている状態です。
先端が丸い上腕骨に対して、関節面が平坦な肩甲骨の組み合わせなので、運動時では骨同士の制限
が少なく、それだけ自由な関節運動が可能となります。
骨同士が補わないぶん、肩は筋肉によって安定及び運動性を保持しています。
肩は体の中で可動性が広く、最も自由に動くことができるぶん、最も不安定な関節です。
なので簡単に脱臼しますし、体重圧がかかれば簡単に痛みを誘発します。
肩以外の衝撃部位もチェック
この方の場合、腰や足へのダメージは少なく、手で体を支えたことで肩と首への衝撃圧が強かった
ようで、静止時と動作時共に肩と首に痛みを訴えていました。
転倒の際、どの部位から落ちたとか強打したかにより、施術のポイントが変わってきますので、
その時の状況をなるべく細かくお伝え頂くことで、施術内容の組み立てるうえでヒントになります。
肩関節の牽引
追突や怪我など、強い衝撃力がかかると筋肉はギュっと硬直して関節を守ろうとしますので、
まず硬直した筋肉をゆるめます。
この方の場合は、首の筋肉である斜角筋と胸鎖乳突筋(むち打ちで負傷する筋肉)、肘を曲げる
上腕筋、腕を動かす回旋板筋の一部に痛みの反応がありました。
筋肉に伸張性がでたら、衝撃により肩甲上腕関節(肩口)が内側に詰まってしまっているので、
開放して関節の可動域を広げる目的で牽引を行います。
詰まっている方向や角度を見極めながら、筋肉に付着する腱を緩ませるイメージで軽く牽引します。
いつも当店にご来店頂き誠に有難うございます。
8/26(土)より南船場にて「リフレッシュ整体癒快まゆみカイロプラクティック院」改め
「まゆみカイロプラクティック」が営業再開しました。
引き続き愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。
☆8/26より☆
- 屋号:まゆみカイロプラクティック
- 住所:大阪市中央区南船場1-7-8 ダイアパレス順慶町(じゅんけいまち)205号
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