自律神経と鼻炎(血管運動性鼻炎)

過去に何度か経験したことで、最近また起こったので書きます。
来院された方がその日に鼻炎の症状があり、施術を進めていくうちに、急に鼻水が出続けて
止まらなくなりました。
この日は、施術の合間に5~6回鼻をかみ続けました。あまりの量に、ご本人が不安がる位です。
その後、2回目の来院にて「あの後ずっと鼻が止まりませんでしたが、翌日からピタッと鼻炎が
止まりました。」と言われました。
鼻炎が収まった要因に、交感神経と副交感神経から成る「自律神経」が大きく関わっている
と思います。
鼻と自律神経との関係

鼻の中の粘膜には大量の毛細血管で構築されており、鼻に入った微粒子・細菌・ウイルスなどを
捕獲しやすくしたり、冷たい空気は暖めて、乾燥した空気は加湿する構造になっています。
これらをスムーズに行うために鼻粘膜には自律神経が張り巡らされており、鼻粘膜が腫れると
自律神経の影響を受けます。
日中は交感神経優位のため鼻粘膜は収縮していますが、夜間になると副交感神経優位になるために、
鼻粘膜は腫脹しています。特に就寝中や明け方は、腫脹が強くなります。
アレルギー性鼻炎や風邪などで鼻粘膜に炎症が起こると、鼻粘膜の自律神経の反応が
過剰になります。
血管運動性鼻炎
この方は、初回時に記入頂くカウンセリング用紙にチェックが無かったので、対象となる
アレルギー抗体は無かったようです。
血管運動性鼻炎とは、アレルギー性鼻炎と同じ症状がありますが、検査をしても特定のアレルギー
抗体が出ず、周囲の環境の変化にて鼻粘膜の自律神経が過敏に反応して症状が生じます。
周囲の環境の変化とは何か?以下のような事柄が挙げられます。
- 冷暖の変化(温度アレルギー。例えば、暖かい部屋から屋外へ移動する)
- 季節の変わり目
- 低気圧時
- 心因性ストレス
自律神経のバランスを整える

副交感神経優位になると鼻粘膜は拡張するので、交感神経とのバランスを整えるために、
副交感神経が集中する首(頚椎)を中心に背骨を整えるよう施術しました。
交感神経優位でも、副交感神経優位でも其々に異なる病気を生み出してしまいます。
交感神経と副交感神経がバランス良く働くことで、私達は健康に生きていけます。
当院では、手を使い骨格や筋肉を調整することで自律神経のバランスを整えて、
人間が本来持ち合わせている自然治癒力を高めるお手伝いをさせて頂いております。
いつも当店にご来店頂き誠に有難うございます。
8/26(土)より南船場にて「リフレッシュ整体癒快まゆみカイロプラクティック院」改め
「まゆみカイロプラクティック」が営業再開しました。
引き続き愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。
☆8/26より☆
- 屋号:まゆみカイロプラクティック
- 住所:大阪市中央区南船場1-7-8 ダイアパレス順慶町(じゅんけいまち)205号
- 最寄り駅:大阪メトロ堺筋線 長堀橋駅/大阪メトロ中央線 堺筋本町駅
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