側弯症 Part2
前回から2回目の来院。
耳の後ろ側から首にかけての痛みレベルは10→5へ軽減しており、日常生活も過ごしやすく
なったとのことで一安心しました。
構築性?機能性?

このかたは、側弯症簡易検査にて
- 背骨は右側弯で左肩上がり。
- 右肩甲骨が下がり、右肩甲骨が突き出している。
- ウエストの非対称はなし。
- 前屈にて右背部の隆起。
です。毎年、人間ドックを受けていますが側弯の指摘は一度もないそうです。
立ち姿や前屈だけで判断すると、先天的や病的で背骨が歪む構築性側彎症のように思って
しまいます。施術前の前屈写真がこちら(カーテン側が左)

仙骨(せんこつ)座り

ご自身でも、仕事中の姿勢の悪さが痛みの原因だと思うと仰っておられました。
普段の座り方を聞くと、お尻が前へと滑り体重圧が尾てい骨にかかる「仙骨座り」が習慣に
なっています。
首が前に突っ込むため首の痛み、背中の痛みを生じます。
お腹が過度に縮むので腹痛や内臓に圧迫を生じます。
腰椎(腰の骨)の一番上が捻じれている方は、座ると腰が痛いのでお尻を前へと滑らせて座る
仙骨座りをすることで捻じれている部分が広がり楽に感じます。
こういう方は、就寝時上向きでは眠りが浅いです。座る方がよく眠れます。
改善には、骨盤を立てて座る
仙骨座りが改善しないと根本的に改善しないので、座る時は骨盤を立てて座ることを意識します。
普通、立っていても座っていても、人は自然と下腹部にちからが入っていますが、こういう方は
お腹の圧が抜けているので施術にてお腹の「スイッチ」をいれます。
施術後の前屈写真がこちら。
だいぶん右の隆起が緩やかになりました。
この方の場合は施術可能と判断しましたので、引き続き継続的に施術していきます。