こめかみの圧迫感
首から肩、背中へと「ダイヤ♦」の形をした僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉。
肩口を揉んだり温めると楽になるようなら、この筋肉の上部僧帽筋が肩こり感を誘発しています。
働き(作用)
主に、肩の動きを司っています。
上部では、肩甲骨を後頭骨や背骨に近ずけます。中部では肩甲骨を背骨に近ずけ、下部では肩甲骨を
下へとそれぞれ動かします。
この上部僧帽筋が凝ると「こめかみを締め付けるような圧迫感」「側頭部痛」をおこします。
(色が濃い部分ほど痛みを感じます。)

上部僧帽筋が凝る原因とは
- 下を向く癖。
- スマホやパソコンを長時間使用する。
- 肩を上げる運動や作業を繰り返す。
- 高い枕やソファーの縁で寝る。
- いかり肩の人。
- バストの大きな女性。
上部僧帽筋セルフケア
僧帽筋の凝り感は、ダイレクトに脳へと情報が送られてくるため、かなり不快です。
我慢出来ないほどですので早めにみせてください。
来られるまでの処置としてセルフストレッチをご紹介致します。
座位でも立位でもOKです。座位のほうが体を固定出来るので伸びている感覚がよく解ります。
- 伸ばす反対の手で、伸ばす側の頭の耳上に置きます。
- 座位の場合、伸ばす側の手は椅子の縁を持ち体を固定します。立位の場合、腕を背中へ引いてください。
- 頭を真横へゆっくりと倒して伸ばします。気持ちいい所で止めます。
- 始めは30秒保持。気持ち良いならば次回から60秒、90秒と時間をあげてください。
- ゆっくりと元に戻します。戻す時はゆっくりと!