梨状筋症候群
既存のお客様からの紹介で、右お尻の痛みを訴える男性が来られました。
2週間前から右のお尻に激痛が現れ、立位から立ち上がる時や、歩行時に痛い時もあります。
健康意識が高いお客様で、毎日1万歩歩くそうですが、一時2万歩歩くことがあり、
以降痛みが治まらないとのことです。
体幹の動きをチェックすると、右横倒しに痛みを訴えられました。
痛みの要因が骨盤(仙腸関節)なのか、坐骨神経なのか、腰部ヘルニアなのか、または股関節なのか
原因を特定するため整形外科テストをおこないます。
それぞれおこないましたが、これだ!という反応を示すものはありませんでした。
痛みの部分からみて、坐骨神経に関わる梨状筋の付着部を調べると「そこ!そこが痛いんです‼」と
教えていただきました。
梨状筋症候群


坐骨神経痛は、病名ではなくてその症状の名称です。
坐骨神経に沿って痛みやしびれが発生すると、坐骨神経痛と表現されます。
今回、いつも以上に歩いたことで、歩行時に関わる殿筋群の中で梨状筋に負荷がかかり痛みが
おこったのだろうと推測しました。
梨状筋が付着する仙骨紀の際をゆっくりと緩めると、だいぶん痛みは軽減しました。
お客様には自宅で出来るセルフマッサージをご指導させて頂きました。