側弯症
![](https://mayumichiro.com/wp-content/uploads/2024/03/側彎 イラスト.gif)
新規のお客様で、足の痛みを訴える60代女性のお客様が来られました。
2月中頃より右臀部から太もも裏、スネにかけて痛みとしびれがあり、寒いと症状
が繰り返し起こるとのことです。
姿勢を見ると側弯があり、右肩右腰は傾き、右背中は突き出し背骨は捻じれています。
いわゆる「側弯症」です。
坐骨神経や大腿神経に関わるかもしれないので、一般的チェックをおこないましたが
特に異常はありませんでした。股関節を診ると両側可動制限がありました。
このお客様は構築性側弯症と判断したので、背骨への矯正はおこなわず、腰部から足へと
繋がる神経の通り道を中心に緩めて骨盤を整えました。
側弯症とは
![](https://mayumichiro.com/wp-content/uploads/2024/03/側彎とは イラスト.jpeg)
正常では背骨は真っすぐですが、背骨が大きく捻じれ左右に曲がっており、
背骨を構成する骨(椎骨)のうち、最も大きく曲がっている上下2つの骨から線引きし
2本の線が交差する角度が10度以上だと側弯症と診断されます。
側弯になると体のバランスが崩れるため「頭痛」「肩こり」「腰痛」「膝痛」など
様々な症状を生みます。
機能性側彎症と構築性側弯症
側弯症は「機能性側彎症」と「構築性側弯症」にわかれます。
機能性側弯症は、不良姿勢や筋肉が引っ張られることが要因となり背骨が歪みます。
例えば、足組み姿勢や猫背姿勢により体のバランスが崩れ側弯をおこしたものや、
慢性腰痛で痛みをかばう姿勢を取り続けたことにより側弯を起こしたものです。
機能性側弯症は背骨自体は正常なため、当店では施術対象となります。
筋肉や骨格のバランスを整えながら、普段の姿勢を見直したり、痛みを軽減すれば
改善が見込まれます。
一方、構築性側弯症は背骨自体に捻じれが生じ発症するもので、先天的(生まれつき)
や病的で背骨が歪みます。
近年では変性側弯症が増加しています。これは加齢により椎間板が変形した上で、
生活習慣や肉体労働によって側弯が発症するものです。
病院で構築性側弯症と診断された場合は手術以外では治りません。
但し、固まった筋肉を緩めたり、骨盤のバランスを整えることにより痛みを和らげる
効果は見込めます。
側彎簡易チェック
![](https://mayumichiro.com/wp-content/uploads/2020/08/側弯検査2.jpg)
機能性側弯か構築性側彎かを見分ける簡易チェック方法があります。
- 立位姿勢で背骨の歪みを確認します(①~③)
- お辞儀をするように身体を前に倒します
- 側彎の状態と背骨を中心に左右背中の隆起をみます(④)
3の状態で側彎が無くなり、左右の背中の盛り上がりが水平の場合は機能性側彎症です。
3の状態で側弯は変わらず有り、左右の背中の盛り上がりに差がある場合は構築性側弯症です。
※上の図は構築性側弯症を表します
いつも当店にご来店頂き誠に有難うございます。
8/26(土)より南船場にて「リフレッシュ整体癒快まゆみカイロプラクティック院」改め
「まゆみカイロプラクティック」が営業再開しました。
引き続き愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。
☆8/26より☆
- 屋号:まゆみカイロプラクティック
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