しつこい肩こり

新規の女性のお客様が来店されました。
主訴は肩こりで、慢性的に右肩甲骨の強い凝りがあり取れないとのことでした。
このお客様は意識が高く、肩こり改善のためストレッチをされていますが、毎日の長時間
に及ぶデスクワークで蓄積された肩こりが中々軽減しない要因の一つだと思われます。
私も時々パソコン作業をしますが、時に長時間パソコンを使うと首や肩がどっと疲れます。
会社にお勤めの方は毎日のことですから、首肩が凝るのは当然のことですよね。
肩甲挙筋(けんこうきょきん)

肩甲挙筋は首の上部から肩甲骨の内側に付着している深層筋です。
肩甲骨を引き上げる、首を回す、首を横に倒す時にこの筋肉は働きます。
例えば、高い物を取る時や寒さで肩をすくめる動き、後ろから呼ばれて振り返る、
首を傾げるです。
肩甲挙筋が疲労すると、首から肩甲骨内側にかけて鈍痛を起こします。
体が緊張しやすい、食いしばりのクセがある方は常に肩が引きあがっているので、
肩甲挙筋が凝りやすく常に肩こりを訴えます。
肩甲挙筋のストレッチ

座位と立位どちらでもストレッチは可能です。今回は座位で説明します。
左側をストレッチする場合、まず左手は椅子を掴み体がぶれないよう固定します。
首を右側に首を倒してから、鼻先を床方向(この場合右斜め床方向)に向けます。
右手で頭後面を持ち右斜め下(右斜め床方向)にゆっくり伸ばします。
気持ち良く伸びる所で止めます。
また、肩を思いっきり引き上げてから一気に脱力して肩をストンと落とすのも
気持ちいいですよ。ただし食いしばらないようにしてください。