慣れない作業での首痛
やり慣れない作業が原因で体に痛みがでることはよくあります。
普段から慣れた仕事とは全く異なる作業では、不慣れや心の緊張から体が力んでこわばり
体を動かす際も普段の倍のエネルギーを消耗します。
なので終わった後はココロもカラダも疲労困憊です。
いつも頭痛と腰椎椎間板ヘルニアからの腰痛がメインのお客様が、この日はいつもに増して
右首痛を訴えてました。
ご本人自身が「後頭部と首の境目にゴリゴリした奴が潜んでいる!」という程強いものでした。
首の動きは左回しは80度いくものの、右回しは痛みから45度しか回せません。
事情を聞くと最近zoom会議が多く、聞く姿勢がつい身を乗り出していたり猫背になってる
のかもしれないとのことでした。その後も質問していくと原因になることが聞き取れました。
ある日お仕事で1日ヘルプに入った作業が普段しないレジ担当。
他の社員さんと連携して作業するため、手を動かしつつ頻繁に右に顔を向けていたとのことでした。
普段しない慣れない作業と繰り返し首を右に向ける動作が要因となり、痛みを誘発したのだと
診断しました。
斜角筋群
斜角筋は首の前面から肋骨に付着しており、前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋と3つの筋肉
からなります。
最も重要な働きは息を吸う時に肋骨を引き上げて呼吸の補助をすることです。
なので過呼吸や過度の咳くしゃみは斜角筋を過度につかうため疲労します。
他にも首を回す・首を横に倒す・首を前に倒す時にも斜角筋は補助として働きます。
また、腕を前に伸ばしたり高い所に手を伸ばすように腕を高く挙げると、
肋骨が引き上げられるため斜角筋は縮んで働きます。
本来は呼吸時に働くべき斜角筋が、首や腕の過度な動作で過労してしまうのです。
前斜角筋と中斜角筋の間からは腕を支配する神経と血管の通り道となっているので、
斜角筋が過緊張するとこれらの神経と血管を圧迫し腕のしびれや手や腕の感覚麻痺
を引き起こします。
斜角筋を悪化させる要因
- 腕を前に伸ばしながらの作業
- 荷物を引く、荷物を持ち上げる
- 首を一方向に回す動きを繰り返したり、首を一方向に回した状態を長時間続ける
- 体に力が入る(肩をすくめる)
- 過度の呼吸、過度の咳くしゃみ
- ストレートネック
- 食いしばり
- 枕の高さが低すぎる叉は高すぎる
施術対応について
このお客様の場合、第一頚椎(首)と第一肋骨(あばら骨)の調整で首の動きがスムーズに
なりました。
首の右回しも45度しか回らなかったのが、60度超えての正常範囲まで動くようになった
のでお客様と共に確認して終了しました。
第一肋骨は神経や血管が絡んでいる繊細な部位なので大変難しい部分ですが、症状がキツイ
肩首凝りのお客様には施術が必須の部位です。
いつも当店にご来店頂き誠に有難うございます。
8/26(土)より南船場にて「リフレッシュ整体癒快まゆみカイロプラクティック院」改め
「まゆみカイロプラクティック」が営業再開しました。
引き続き愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。
☆8/26より☆
- 屋号:まゆみカイロプラクティック
- 住所:大阪市中央区南船場1-7-8 ダイアパレス順慶町(じゅんけいまち)205号
- 最寄り駅:大阪メトロ堺筋線 長堀橋駅/大阪メトロ中央線 堺筋本町駅
- 電話番号:(06)6263ー1081 ※変更ありません
- メールアドレス:yukaimayumichiro@gmail.com ※変更ありません