坐骨神経痛
右坐骨神経痛を訴えるお客様が来店されました。
1週間前から右太もも後面からスネへと痛みが現れ、日ごとに痛みが増してるようです。
日常生活にも影響があり、足の歩幅が狭くなり以前のように普通に歩けない、
特に座り続けていると痛みがまして辛いとおっしゃっていました。
坐骨神経痛とは

坐骨神経痛は病名ではなく名称です。
坐骨神経は腰からお尻太ももを通り、そこからふくらはぎ側とスネ側に枝分かれし
足先まで走行しています。
坐骨神経が走行する部分で起こる痛みを坐骨神経痛といいます。
整形外科的検査法

痛みの原因が坐骨神経なのかを判別する一般的な検査法にSLRというものがあります。
日本語訳で足の挙上検査といいます。
他動で膝を伸ばした状態で足を挙げていきます。60度以上挙がれば正常です。
坐骨神経痛陽性の場合、15度挙上で痛みが現れます。
その他の整形外科的検査も行い、また体を自動的に動かしてもらう動診や
体に触れて触診した情報と総合したうえで坐骨神経痛なのかを判断します。
偽坐骨神経痛

このお客様の場合、整形外科的検査で陽性でしたが特に原因もみあたりません。
こういう場合、骨格では股関節や骨盤、筋肉では神経が走行する殿筋(お尻の筋肉)や
太ももふくらはぎをチェックします。
股関節は異常なかったので骨盤の調整と殿筋群を緩めてみるとかなり痛みが軽減しました。
特にデスクワークで座位姿勢が多い方は、このお客様のような痛みを誘発しやすいです。
普段の座り方を見直したり、硬いシートの椅子や柔らかすぎるソファーで長時間座らない
ようにお気をつけください。