ぎっくり腰

既存のお客様が、腰が曲がったように前屈みになりながら左へ倒れる姿勢で来店されました。

前屈みだけでなく、左右に倒れる(捻じれ)状態は重症です。

ご本人さま曰く、原因で考えられるのは、前日に子供たちと体を使うゲームを長時間したこと、

寝室の冷房が体の左側に当たることで筋肉が冷え痛みに移行したことの二つ。

今朝から痛みがあり、他店で施術を受けて少し楽になったものの、数時間後、急激に痛くなり

その後歩くのもままならなくなったとのことでした。

痺れや感覚異常はありません。

肌着をめくって背骨を診ると、左腰部の筋肉が固く盛り上がり、背骨は左に側弯しており、

腰の前弯カーブは減少して平になっています。

患部には熱感があり、炎症を起こしてるサインです。

ぎっくり腰はアイシングと固定、そして炎症が治まるまで患部は触らないのが基本です。

腸腰筋が原因か?

他店での施術の際に腸腰筋が原因だと診断を受けて、うつ伏せで患側の足を持ち上げストレッチ

と腰をほぐす施術をうけたそうです。

まずは腸腰筋の主な働きである股関節を曲げる動きを確認してみました。

立位では痛みで出来ない状態なので行わず、まず座って足を挙げてもらいました。

足は挙がり、股関節や腰への痛みはありません。

次に上向きで寝た状態で私が股関節を曲げてみたところ、痛みなく曲げられます。

これを見て、私は原因は腸腰筋ではない思いました。

因みに、腸腰筋は体幹を支える筋肉のひとつで、腰椎から股関節の内側に付着しています。

主な働きは股関節を曲げる、そして骨盤を正しい角度で安定させます。

ぎっくり腰になると腰を支えるため、腸腰筋が過緊張し固まります

腸腰筋はイラストでも解る通り、骨だけでなく椎間板にも付着しているので、繰り返し痛めると

腰椎椎間板ヘルニアなどの椎間板障害を引き起こしてしまうので注意が必要です。

体の動きチェックでは、後屈は不可、左横倒しにて痛みがあります。

このことから、筋肉では腰方形筋、関節では左腰椎に問題があると判断しました。

腰方形筋

腰方形筋は腰部の深部にあり、体幹を支える筋肉の1つです。

腰を安定させる重要な役割をしており、肋骨と腰部と骨盤に付着しています。

体を左右に倒したり骨盤を引き上げる働きをします。

腰方形筋が疲労すると、姿勢が安定せず、腰部の前弯カーブが減少したり、腰痛を誘発します。

腰が丸まった姿勢や長時のデスクワーク、腰をひねる動きを繰り返す、股関節や殿筋を酷使した

動きは腰方形筋が疲労してしまいます。

当店での対応

姿勢チェック体をや動かして確認後、施術を行いました。

まず、アイシングをするとお客様も「気持ちいい」と仰ったので、やはり患部は炎症

を起こしていることが解ります。

ぎっくり腰は、お腹の力が抜けている状態なので、腹圧を高める施術に時間を使います。

ベット上での方向転換や起き上がり時も動きやすくなり、真っすぐ立てるようになったので、

動きに引っ掛かりのある腰椎に対して、軽く可動性がつくように特殊なベットを使い矯正

しました。

患部である腰部の筋肉に対しては、炎症がある間はほぐしたり過度な矯正(特に捻転矯正)

は行いません

腰が不安定な間は、腹圧を高めて体を安定させる理由からコルセットをして頂くよう

お勧めしています

このお客様が本日車で通勤してきた事と、家にコルセットがあるので、冷シップを塗布して

自宅でもアイシングを行って頂き、入浴はシャワーのみ、明日コルセットの装着方法を

お伝えするので来店頂くようお伝えして終了しました。

翌日、真っすぐな姿勢でゆっくりと歩いて来店されました。

痛みはあるものの随分と楽になったとコルセットを購入されました。

患部に炎症を起こしているので、すぐには改善されませんが、この方の場合は痛みは2~3日

で落ち着き、あと1~2回の施術でかなり改善出来ると思います。

ぎっくり腰は無理は禁物です。痛みが落ち着くまでは、出来る限り安静にするのが一番です。

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