足のスネとお尻の痛み Part1

2週間前から左足のスネと左お尻が痛み、お尻から足にかけてしびれがあると来られた男性。

歩行時に痛みが増します。

1週間前にクラッチペダルの重い車で1日中運転してから症状が起こったそうです。

35年前に左腰椎椎間板ヘルニアを発症したとのことで、この方のヘルニアの場合、スネの筋肉が

神経支配領域なので、念のためヘルニアのテストや筋力もチェックしましたが、やはりヘルニア由来

ではなさそうです。

前脛骨筋(ぜんけいこつきん)とは

ペダルを押したり緩めたりする操作を行う時に使うスネの筋肉「前脛骨筋」

この筋肉が働くと足先を天井方向へ向ける「背屈」や、足の裏を内側に向ける「内反」という動き

をします。足首の捻挫でよく痛める筋肉です。

この筋肉が疲労を起こすと、スネや足の甲、親指に放散痛を発します。

親指の痛みは時々、痛風と間違われるほどです。

前脛骨筋を痛める原因

  1. 長時間の車の運転。運転時、アクセルとブレーキを頻繁に踏む。
  2. ボールを蹴る、自転車をこぐ、走るなど足首を酷使する運動。
  3. 長い上り階段や長い上り坂を歩き続ける、凹凸のある地面を歩く。
  4. 新品の靴や重量のある靴(履きなれないため)。
  5. 骨折や捻挫で足を固定し続ける。

前脛骨筋セルフケアについて

スネのストレッツチは、座位でも立位でも行えます。足首を内側に向けながらスネを伸ばします。

普段の生活では、安定するまでは階段は止めてエレベーターやエスカレーターを利用します。

足に合わない靴は腰痛の原因にもなりますので、使用を中止しましょう。

女性の場合、ハイヒールを履くのは避けましょう。

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