左わき腹の痛み

お盆明けに30代男性のお客様が紹介でご来店されました。
主訴は肩の凝りで、左側の肩甲骨周囲や肩口に凝りが集中しています。
会社はフリーデスクで、今いる座席は左背部に冷房の冷風が当たるそうなので、
凝りほ原因は冷えによるものだと思いました。
しかし、体を側屈(横倒し)で引っかかっる動きを診せます。
お話を伺うと、以前から左わき腹に痛みを感じているとのことでした。
原因は防犯扉
横向き姿勢で、左右わき腹の弾力を比較すると、圧倒的に左側が硬く鈍痛を訴えます。
会社の防犯上、防犯扉を設置していて、重い防犯扉のドアノブを毎回、左手で引いて
開けるとのことでした。
このお客様をご紹介いただいたお客様も、主訴が左わき腹の痛みでした。
おふたりは同じ勤務地なので、ここで原因がはっきりとわかりました。
この動きだと、体を左にねじります。この時、腹斜筋をつかいます。
重いドアを引く時、腕を引く際には背中の筋肉や、肩甲骨をつかいます。
力を込めてドアを引く時、グッと息を込めますが、この時横隔膜が収縮します。
横隔膜と腹筋

こちらが横隔膜です。
横隔膜は、肺や心臓(胸腔)と腸や胃など内臓(腹腔)を隔離するドーム型の薄い筋肉です。
横隔膜のけいれんが「しゃっくり」です。
横隔膜は呼吸に必須の筋肉で、息苦しさを訴える時は必ずチェックします。

こちらが腹筋群です。
このお客様が痛めたのは、腹筋群の中の左内腹斜筋と左外腹斜筋でした。
腹斜筋は、肋骨から骨盤前面と側面に付着します。
腹筋群を痛めると、お腹やわき腹の痛み、膨満感などお腹の不調を誘発します。
横隔膜も腹筋群も、呼吸や発声に必要で、過度な腹筋運動や捻転運動、長期のせきやくしゃみ、
いきみ(慢性の便秘下痢、出産時など)は、これらの筋肉にダメージを与えます。

