手の親指の痛み

既存のお客様の施術にて、いつもない腕の張りを感じました。

聞くと庭の草抜きをしてから親指から膨らんでるところが痛いとおっしゃいました。

筋肉痛にならないように30分ごとに休憩して、数日に分けて作業したそうです。

手で握って抜いたので負担のかかる親指の筋肉をほぐすと痛みにビックリされていました。

母指球筋

母指球(ぼしきゅう)とは手のひら側、親指の付け根にある膨らんだ部分のことです。

親指を曲げたり伸ばしたりする時に使う部分です。

草むしりや刺繍など細かい縫物、執筆、楽器演奏でよく痛みを訴える部分です。

手芸が趣味な方や製造業に携わる方は一度は痛くなったことがあるのではないでしょうか。

昔、国語の塾講師をしているお客様がホワイトボードにひたすら文字を書き続けるため

常に母指球の痛みに悩まされていたことを思い出しました。

母指球筋を酷使すると、親指や母指球の痛み手首痛を誘発します。

この筋肉と関連して前腕の痛みもおこります。

最終的に肩や首までも痛みを誘発してしまいます。

動きの連動性

親指の痛みから首や肩までもいたくなることがあると書きましたが、どうして起こるのか?

それは「動きの連動性」です。草抜きの動きを想像してみてください。

手を体につけて固定し、手首だけ動く状態で草を抜くと摘まめるが上手く抜けませんし、

かなり無駄に力んでしまいます。

草を摘まむ→引き上げる この動きは手から手首へ、手首から肘へ、肘から肩へと

動きが連動しておこなわれます。

親指が痛いだけで肩、上腕と前腕、手首、手、首、しいては体全体を調整するのは

「動きの連動性」があるからです。

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