土踏まずの痛み

ある日、目覚めて1階に降りると母が足を引きずりながらトイレに入って行くのを
目にしました。
聞くと「立ち上がろうとすると左足裏が痛い。力もはいりづらい。」と言います。
力がはいりづらい=神経障害を疑い、しびれは有るか確認しましたがしびれては無く
痛みで力が入りにくいとのことでした。
神経根以外の要因としては、単なる筋肉の過緊張か血液の流れが滞ることが考えられます。
冷えが原因か?

取りあえず出来る範囲でチェックしてみました。しんどくないよう上向きに寝かせます。
足の甲にある足背動脈を触り拍動を比べましたが、左右差無く脈はふってたので
問題ありません。
足背動脈の場所は足の人差し指から甲へとたどると見つけられます。
指3本付けて触ると解りやすいです。
もし、拍動に左右差がある場合、拍動の弱い側は血液の流れが悪いことを意味します。
直ちにかかりつけ医に受診することをお勧めします。
かかとを押し込むように指示すると押し込むことができます。
しかし、つま先を床方向に突き出すよう指示すると左側は力が入りづらく痛がります。
足首やふくらはぎを触ると明らかに左足が冷たい。
ふくらはぎの筋肉がこわばって冷たいのか、寝ている間に冷えたのか?
腓腹筋(ひふくきん)の関連痛

ふくらはぎは腓腹筋(ひふくきん)とひらめ筋で構成されています。
腓腹筋が働くと足先を伸ばしたり(底屈)膝を曲げます。
歩行や走る以外でも、つま先立ちやアクセルブレーキを踏む動作では腓腹筋をよく使います。
腓腹筋が疲労すると土踏まずや膝裏に痛みを誘発します。
歩き疲れると土踏まづが痛くなりますが、それは腓腹筋の疲労です。
母は人工股関節の手術をしているので長距離を歩く走ることは控えており、いつもスニーカー
なので過度な筋肉疲労はないです。
腓腹筋が付着する太ももの骨(大腿骨)を動かしてみると、引っ掛かりがあるため関節を調整
して腓腹筋を緩めると数日後には足裏の痛みは治まりました。