謎の腰痛

今までほとんど腰痛だと口にしたことがないお客様が珍しく腰が痛いと言われました。
普段の生活で特に変わりなく、動きチェックでも痛みや可動制限はありませんでした。
しかし、左下になり横向き姿勢で施術しているとやはりジワジワ腰にきます。
このお客様は軽度の骨粗鬆症で、安全のため普段から骨格への捻転操作や圧を掛ける
手技は行いません。
骨盤や股関節など一通り施術を終え再度動きチェックしましたが問題なかったので
お客様も納得のうえ終了しました。
なぜか痛みが続く・・
その後は痛みなく過ごせているとご連絡頂き安心していたのですが、やはり左下横向き
になると腰が痛くなるので気になり整形外科を受診しましたとご連絡頂きました。
レントゲンの結果、骨粗鬆症が治療範囲とのことでした。
また腰椎に変形が診られるとのことでした。
我々は骨の奇形は施術対象外ですが、その周りの筋肉の緊張を和らげて痛みを軽減する
ことは可能なので今後はその方向で対応しますと説明しました。
今回お客様がいち早く受診されたことで原因が早く解りました。
そのお陰で今後安全に対応できます。
原因が解れば今後の施術計画をいち早く立てることができ、お客様自身の不安が減り
前向きな気持ちになれるので施術後の体の反応が変わります。
ぶり返す痛みや夜間痛は専門医に相談する

施術で症状が軽減しても直ぐ戻ったり夜中に痛む場合は、原因が内臓や骨の奇形など
我々の施術範囲外の可能性が高いため専門医への受診を勧める場合があります。
今までも何度か経験があります。
鈍痛の腰痛で来られ施術で楽になったと帰られたのに翌日また痛いと問い合わせがあり、
それが2度続いたので病院への受診を勧めたところ尿管結石でした。
その後病院での治療で腰痛は無くなりました。
たとえ疾患が施術対象外であっても筋肉を緩めたりリンパ液の循環を目的とした
緩和操作であれば可能な場合もありますのでまずはご相談頂くことをお勧めします。