継続する腹痛
定期的に来院される40代女性のお客様が、この前、いつもと違う症状を話されていました。
数日前から、我慢できる程度の腹痛が度々起こるようになり困っているとのことでした。
下痢ではなく、お腹を温めたり摩ったりしていると改善するが、もう何日も続いていて、
仕事中、急に痛くなるので集中出来ないし、痛みをグッと堪えるのでとても疲れるようです。
最近、婦人科検診や市の特定検診を受けたそうですが、共に異常はありませんでした。
小さな腹筋運動を繰り返す
内臓問題は今は取り合えず置いておいて、私は直ぐに腹筋の事が頭に浮かんだので、この方に
腹筋をやり過ぎたとか、座った状態で上半身を屈める動きの作業など、腹筋を痛めること
をしていないか確認しました。
そうすると、家の机の棚の入れ替えを1時間程行ったそうです。
1段目と4段目の棚の中身を入れ替える作業を、面倒だったので、座ったままで体を屈んで
4段目へ→体を戻して1段目へ…という作業を繰り返したそうです。
いわゆる、小さい腹筋運動を繰り返していた状態です。
この時、腹筋群の中の腹直筋が酷使されていました。
動きとしてはこんな感じです↓

腹直筋とは

腹直筋は、恥骨から肋骨の5・6・7番と胸骨下端に付着しています。
腹筋群は、主に腹部内圧の増大と脊柱(背骨)を曲げる、脊柱を回転する働きをします。
また、体を反り返る際に、過伸展を防いだり、背骨を安定させます。
出産、嘔吐、排尿および排便のための圧力(腹圧)を提供します。
腹直筋は腹筋群の中ではタテの筋肉で、脊柱を曲げる働きをします。
いわゆる普通の腹筋運動は腹直筋を鍛えています。
偽内臓痛
腹筋群が疲労すると、腹筋群の下にある胃や腸の蠕動運動が低下して胃痛や膨満感、下痢や便秘
などの偽内臓痛や腰痛、背部痛を誘発します。
腹直筋が疲労すると、腹直筋上部では背部痛、腹直筋中間のへそ部付近では腹部痙攣
あるいは疝痛を引き起こすことが多く、それを抑えようとしばしば前屈みします。
腹直筋下部では、腰痛、卵巣や子宮など婦人科系疾患に似た症状、月経痛、排尿筋や
膀胱括約筋の痙攣を起こします。
腹直筋のセルフマッサージ

セルフマッサージは、上向きになり膝を立てます。
みぞおちから恥骨にかけてタテのラインでほぐします。手はグーにすると、指が疲れません。
上下交互に、お腹を圧迫し内臓を痛めないように注意して行います。
この方は、セルフマッサージで症状が落ち着きましたが、腹痛が改善しなかったり、血便が出たり
する場合は必ず婦人科系や消化器系などの専門医にご相談ください。
いつも当店にご来店頂き誠に有難うございます。
8/26(土)より南船場にて「リフレッシュ整体癒快まゆみカイロプラクティック院」改め
「まゆみカイロプラクティック」が営業再開しました。
引き続き愛顧頂きますよう宜しくお願い致します。
☆8/26より☆
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