足が挙がらない

フットネスのスタジオクラスで、数えきれない程の足上げ腹筋をしたその後、様々な症状を訴えるお客様

がこられました。

歩ではびっこを引くようになり、前屈ができない、股関節を引き挙げようとしても挙がらなくなりました。

鼠径部にも違和感があります。

座った状態で足を曲げてもらうと、左右共に、特に左は殆ど引き挙げることができません。

これだと着替えやトイレなど、生活上でかなり不自由です。

骨盤にある仙腸関節や股関節など関節の問題なのか、腰神経や坐骨神経など神経の問題なのか…

一通り検査チェックをしましたが異常はみあたりませんでしたので、過度な負担からくる激しい筋肉痛が

原因と判断しました。

これ程動きに制限があると、さぞお辛いことだろうと思いました。

腹筋群

腹筋というと腹直筋のイメージですが、他にもあります。

体を捻りながら腹筋した時、内外腹斜筋がつかわれます。「ウエストラインをつくる」筋肉です。

息を吐き切る時には、腹横筋がつかわれます。

腹筋には其々働きがありますが、足上げ腹筋姿勢で体を曲げる働き(足上げる時に足を体に近づける)、

腰が反らないように骨盤を後屈させる働き(腰が浮かないように床につける)、そして腹圧を高める

働きが過度に働いたことで腹筋群に問題がおこりました。

これらの筋肉は肋骨下端に付着するものがあるため、横隔膜にも影響を与えてしまいます。

腹筋群と横隔膜を一緒に緩めた後、ご本人から「息が吸いやすくなった」と言われました。

腸腰筋

腰椎から股関節にかけて腸腰筋が付着します。

サッカーのリフティングをするように股関節を曲げたり、骨盤を正しい角度に保つ働きをします。

足上げ腹筋では、足を天井方向に引き上げる(横から見るとLの字に見えます)ので、股関節が90度

になります。長時間足上げ腹筋をすると、股関節を曲げ続けないといけないため、

腸腰筋に問題が起こりました。

腸腰筋が縮みすぎて骨盤が後傾し、腰周りの筋肉はガチガチに固まっています。

腸腰筋は深部にあり、大腿動脈や大腿神経、腸などの内臓に注意しながら緩めます。

骨盤の傾きも調整することで、施術後は足が挙がり前屈も改善することができました。

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